【初心者でも大物】ライトショアジギングの始め方!青物を堤防から釣るタックルとアクション完全解説

「堤防から、ブリやカツオの仲間が釣れるなんて信じられますか?」
強烈な引き、走り回る魚、鳴り止まないリールのドラグ音…。 そんな興奮度MAXの釣りが、身近な堤防から楽しめる**「ライトショアジギング(LSJ)」**です。
金属製のルアー「メタルジグ」を遠投して巻くだけのシンプルなスタイルながら、釣れる魚は高級魚ばかり。 今回は、今もっとも熱い釣りと言われるライトショアジギングについて、初心者でも失敗しない道具の選び方から、青物を振り向かせるアクションのコツまでを徹底解説します。
2. ライトショアジギング(LSJ)とは?
「ショア(岸)」から「ジグ(金属ルアー)」を投げる釣り方のうち、比較的軽いルアー(20g〜60g程度)を使うスタイルを**「ライトショアジギング」**と呼びます。
ガチガチの重い道具を使う「ショアジギング」に比べて、体力の消耗が少なく、道具も扱いやすいため、入門者や女性にも最適なスタイルです。
狙えるターゲットは「回遊魚(青物)」
ブリの幼魚(ワカシ・イナダ・ハマチ): 成長段階で呼び名が変わります。強烈な引きが特徴です。
サバ: 30cm〜40cmの大サバは、味噌煮や塩焼きで絶品。
サゴシ(サワラの幼魚): 鋭い歯と美味しい白身が特徴。
タチウオ: 神出鬼没の幽霊魚。ジグで狙うとゲーム性抜群です。
3. まずはここから!LSJ専用タックルの選び方
ライトショアジギングは、重いルアーを遠くまで投げ、激しく動かす釣りです。 シーバスロッドやエギングロッドでも代用できなくはないですが、パワー不足で竿が折れたり、魚に走られて糸を切られたりするリスクがあります。 これから始めるなら、専用タックルを揃えるのが最短の近道です。
① ロッド(竿)
長さは飛距離が出やすい**9.6フィート〜10.0フィート(約2.9m〜3.0m)が基準です。 硬さは、30g〜40gのジグが投げやすい「M(ミディアム)」または「MH(ミディアムヘビー)」**を選びましょう。
② リール
青物の引きは強烈です。パワーのある**スピニングリールの「4000番」または「C5000番」を選びます。 ギア比は、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多い「ハイギア(HG)」または「エクストラハイギア(XG)」**が必須です。魚に見切られないよう高速で巻く必要があるためです。
③ ライン(PEライン)
道糸はPEラインの1.0号〜1.5号を200m巻きます。 先端には、岩ズレ対策として**フロロカーボンのリーダー(20lb〜30lb)**を必ず1mほど結束します。
④ メタルジグ

これが弾丸(ルアー)です。
重さ: 30g〜40gが最も使いやすい基本サイズです。
カラー: 定番の「ブルーピンク(ブルピン)」、「アカキン」、「シルバー」の3色は必ず持っておきましょう。
形状: 風に強い「リアバランス」、ヒラヒラ落ちる「センターバランス」などがありますが、まずは「標準」タイプでOKです。
4. 基本のアクション「ワンピッチジャーク」を覚えよう

「ただ巻き(投げて巻くだけ)」でも釣れますが、青物のスイッチを入れる基本動作が**「ワンピッチジャーク」**です。 難しそうに見えますが、リズムを覚えれば簡単です。
キャスト&着底: ジグを遠投し、海底まで沈めます(着底)。
シャクリ: 竿を1回あおると同時に、リールのハンドルを1回転巻きます。
繰り返し: 「シャクって巻く、シャクって巻く」をリズミカルに繰り返します。
ジグが海中で「逃げ惑う小魚」のように左右にダートし、フィッシュイーター(青物)がたまらず食いついてきます! 「ガツン!」と竿が止まる衝撃的なアタリは、一度味わうとやみつきになります。
5. 安全第一!絶対に守りたいルール
ライトショアジギングでは、重い金属の塊(ジグ)をフルキャストします。 周囲の安全確認は、他の釣り以上に徹底してください。
キャスト時の確認: 投げる前に必ず後ろを見て、誰もいないことを確認してから振りかぶってください。
ライフジャケット着用: 動きやすい「自動膨張式」や、収納力のある「ゲームベスト」がおすすめです。
プライヤーの携行: 魚の歯やフックから手を守るため、針外し用のプライヤーは必須です。
6. まとめ:大海原にフルキャストする爽快感を味わおう
ライトショアジギングの魅力は、魚を釣ることだけではありません。 朝マズメの海に向かって、思いっきりルアーを遠投するだけでも、日頃のストレスが吹き飛ぶほどの爽快感があります。
そして、その先には「ブリ」や「サワラ」といった大物が待っています。 しっかりとした準備をして、夢のビッグワンを狙いに行きましょう!
つり吉では、届いたその日から青物ハンターになれる「コンプリートセット」をご用意しています。
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