【永久保存版】釣り糸の結び方完全ガイド!初心者でも強度100%が出せる「基本の3大ノット」
「ブチッ!!」 竿が大きく曲がり、大物の手応えがあった瞬間に軽くなる竿先…。 釣りをしていて最も悔しい瞬間、それは**「結び目からのラインブレイク(糸切れ)」**です。
今の釣り糸は非常に高性能ですが、その強度が100%発揮されるかどうかは、あなたの「結び方」にかかっています。適当な団子結びでは、強度は半分以下になってしまうことも。
今回は、サビキ釣りからルアーフィッシングまで、**これだけ覚えておけば日本の釣りの9割はカバーできる「最強かつ基本の3つの結び方」**を解説します。 ブックマークして、釣り場で困った時にすぐ見返せるようにしておきましょう!
2. なぜ「団子結び」ではダメなのか?
「固結び(団子結び)でいいじゃないか」と思うかもしれませんが、釣り糸にとってはNGです。 釣り糸は、結び目で折れ曲がったり、自分自身で締め付け合うことで「摩擦熱」が発生し、そこから簡単に切れてしまいます。
正しいノット(結び方)は、**「摩擦を分散させ、締め込むほどに締まる構造」**になっています。 これから紹介する3つをマスターすれば、もう魚に逃げられることはありません。
3. 【基本レベル1】金具と糸を結ぶ「クリンチノット」
つり吉HP→https://www.tsurikichi.com/advice#ttl-navi02で図解で解説。
サルカン(スイベル)、スナップ、ルアーのアイ(輪)に糸を結ぶための、世界で最もポピュラーな結び方です。 サビキ釣り、ヘラブナ釣り、ルアー釣りなど、あらゆる場面で使います。
手順
金具の輪に糸を通す。
通した糸の先端を、本線(元糸)に4〜5回巻きつける。
巻きつけてできた「最初の輪(金具のすぐそば)」に、先端を通す。
ゆっくりと引っ張って締める。(※この時、唾などで湿らせるのがコツ!)
こんな時に使う
サビキ仕掛けを道糸につける時
ルアーにスナップをつける時
4. 【基本レベル2】糸と糸をつなぐ「電車結び(ユニノット)」
リールの糸(道糸)と、仕掛けの糸(ハリス・リーダー)をつなぐ時に使います。 2本の糸を互いに引っ張り合わせて固定する、強度の高い結び方です。 「PEライン」と「リーダー」を結束する際の、最初の一歩としても最適です。
手順
2本の糸を平行に重ねる。
片方の糸で輪を作り、もう片方の糸と自分自身を巻き込むように3〜4回通す。
反対側の糸も同様に行う。
両方の結び目を湿らせてから、左右にゆっくり引っ張り、結び目同士を合体させる。
こんな時に使う
糸が切れて短くなったので足したい時
エギングやシーバスで、PEラインにリーダーを結ぶ時
5. 【便利ツール】PEライン最強の結束「FGノット」への近道
ライトショアジギングや本格的なルアー釣りでは、結び目がガイド(竿の穴)を通り抜けやすい、摩擦系ノットの王様**「FGノット」**が必須になります。
しかし、手で編み込むのは初心者には至難の業…。 そこでおすすめなのが、**「ノットアシストツール」**です。 これを使えば、誰でも簡単に、プロが編み込んだような強度100%のFGノットが作れます。 「現場で風が強くて結べない!」というストレスからも解放されます。
6. 結びを極める「三種の神器」
快適に、そして確実に結ぶために持っておきたい小物アイテムです。
PEライン対応ハサミ: 普通のハサミでは切れないPEラインも、スパッと切れる専用ハサミ。切り口が綺麗だと、結びやすさが段違いです。
ライン締め込み具(締め具): 手で引っ張ると糸が食い込んで痛いですが、これを使えば安全に力強く締め込めます。
7. まとめ:結びを制するものは釣りを制す
面倒に感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば、手が勝手に動くようになります。 しっかりとしたノットで結ばれた道具は、あなたに安心感を与え、釣りに集中させてくれます。
まずは家で、練習用の太い紐や要らない糸を使って練習してみてください。 完璧なノットができた時の達成感は、釣れた時の喜びに通じるものがありますよ!
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